数字で検証!たんぱく&塩分調整料理キットの1食の栄養価と健康効果
忙しい毎日の中で健康的なメニューを考えて、食事を摂るのは大変ですよね。特に食事制限があるとさらに難しいです。
そんな時に便利なのがウェルネスダイニングのたんぱく&塩分調整料理キットです。
今回は食生活アドバイザーの資格を持つ私が、ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整料理キット」の栄養価について具体的な数値をもとに調査してみました。
結論:たんぱく質と塩分が控えめな食事
先に結論をまとめると、「たんぱく&塩分調整料理キット」は名前の通り、たんぱく質と塩分の食事制限に対応した食事です。
公式サイトにも記載がある通り、腎臓病でたんぱく質と塩分に気を使わないといけない人にとってはぴったりの食事でした。
次から、カロリー、塩分、脂質量、糖質、タンパク質の5つの数値で見ていきます。
たんぱく&塩分調整料理キットのカロリー/エネルギー
調査の結果、ウェルネスダイニングのたんぱく&塩分調整料理キットの平均カロリーは289.7kcalでした。中央値は289.5kcalで、1番カロリーが低いものは1食279kcalでした。
1日の必要カロリーは男性が2,300kcal~3,050kcal、女性が1,700kcal〜2,300kcalです〈参考:厚生労働省〉
つまり、1回の食事が男性は766kcal〜1,016kcal、女性は566kcal〜766kcalになります。
ウェルネスダイニングは必要カロリーよりも少なく、ヘルシーな食事になることがわかります。
- 参考:推定エネルギー必要量(厚生労働省)
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レベルI:自宅でも仕事でも1日座っていることがほとんど
レベルⅡ:座り仕事が中心だが、散歩や階段の上り下り、軽いスポーツなどいずれかを含む
レベルⅢ:立ち仕事や重い物を運ぶ仕事、またはジムでのトレーニングなど運動習慣を持っているこちらは厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準の表です。ぜひ1度自分の生活を思い浮かべて、必要カロリーを調べてみてください。
男性は2,300kcal〜3,050kcal、女性は1,700kcal〜2,300kcalが必要量になっています。〈参考:厚生労働省〉
つまり、1回の食事が男性は766kcal〜1,016kcal、女性は566kcal〜766kcalになります。
カロリーは多すぎると肥満に、少なすぎても体に良くないとされています。オイシックスのカロリーは、日本人の摂取量に程よいことがわかります。
たんぱく&塩分調整料理キットの塩分量
塩分は、高血圧や慢性腎臓病、胃がんなど健康に影響を及ぼす他にも、体のむくみになる要素の一つなので、気になりますよね。
今回調べたところ、食塩相当量の平均は1.8g、中央値は1.8gでした。
塩分摂取基準は1日7gとかなり厳しい値です。
現状、日本人の1日の食塩摂取量の平均値は10.1gと超えています。
塩分が高くなりがちな夕飯で1.8g以下に抑えられるウェルネスダイニングは塩分控えめであることがわかります。
- 参考:結果の概要(厚生労働省)
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2023年6月に1日の塩分摂取量の目安が7gに改められました。
1日3食とすると、1食当たり2.3gになります。日本人の塩分平均摂取量は10.1gと基準量を上まっています。外食はもちろん、自炊をしていても7g以下に抑えるのは難しいです。
オイシックスのミールキットは1セットの食塩相当量が2g前後が多いです。塩分が多くなりがちな夕ご飯に2g前後で済ませられるのは、塩分抑えめの食生活になりますね。
たんぱく&塩分調整料理キットの脂質量
脂質量は摂りすぎると中性脂肪が作られてしまい、メタボの原因の1つになります。ダイエットにはもちろん、健康的にも摂りすぎないようにしたい栄養素です。
今回調べたところ、脂質量の平均値は15.4g、中央値は16.3gでした。
厚生労働省の摂取基準によると、1食あたり14.6〜22gなので基準値範囲内に収まっています。
特に夕ご飯では脂質が多くなりがちなので、平均15.4gは平均値と言えます。
- 脂質量の算出方法(参考:厚生労働省・こちらのサイトより)
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厚生労働省の食事摂取基準によると、成人は脂質から摂取するカロリーを1日の総摂取カロリーの20〜30%に抑える、と設定しています。〈参考:厚生労働省〉
こちらを重量で計算していきます。
レベルI:自宅でも仕事でも1日座っていることがほとんど
レベルⅡ:座り仕事が中心だが、散歩や階段の上り下り、軽いスポーツなどいずれかを含む
レベルⅢ:立ち仕事や重い物を運ぶ仕事、またはジムでのトレーニングなど運動習慣を持っている1日の推定必要カロリーは年齢や性別、運動量によって異なります。上の表から自分の推定必要カロリーを確認します。
例えば20代で身体活動レベルが普通の女性の場合、1日当たりの推定必要カロリーは2,000kcalです。
2,000kcalの20〜30%は、400kcal〜600kcalになります。脂質は1g9kcalなので、9で割ると約44g〜67gになります。
より詳しい情報は、厚生労働省のサイト又は、こちらのサイトを見てみてくださいね。
たんぱく&塩分調整料理キットの糖質
糖質は炭水化物の一部です。糖質は摂りすぎると、脂肪に変わり肥満につながるのでダイエットでも注目されている栄養素の1つです。摂りすぎが続くと糖尿病の危険もあります。
逆に足りないと、疲労感や集中力の低下も指摘されています。
今回調べたところ、糖質の量は平均値24.4g、中央値は22.8gでした。
厚生労働省の摂取基準によると、男性が95~165g、女性が70.8~95gなので、基準値範囲内に収まっています。
特に夕ご飯では糖質が多くなりがちなので、平均24.4gはかなり少ないといえます。ダイエット効果も期待できますね。
- 糖質の基準値算出方法
厚生労働省が定めている基準を見ると、1日に必要な総カロリーの50~60%と書かれています。
カロリーのところで見た通り、1日の必要カロリーは男性が2,300kcal~3,050kcal、女性が1,700kcal〜2,300kcalです〈参考:厚生労働省〉
そのため、必要な炭水化物のエネルギーは男性が1,150kcal~1,982kcalで、女性が850kcal~1150kcalです。
炭水化物は主に糖質と食物繊維で構成されています。食物繊維のエネルギー量は微量なので、ここでは炭水化物のエネルギー=糖質のエネルギーとして計算します。
1g=4kcalなので、男性が1日に必要な糖質は、287.5~495.5g、女性が1日に必要な糖質は212.5~287.5gです。
1食あたりに換算すると、男性が95~165g、女性が70.8~95gになります。
たんぱく&塩分調整料理キットのタンパク質量
タンパク質は髪や肌のハリやツヤを作る大事な栄養素なので、美容効果が高いです。
タンパク質の平均値は9.7g、中央値は9.75gでした。
厚生労働省の摂取基準は、1食あたり男性20g、女性16gです。
- 参考:厚生労働省のタンパク質摂取基準
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レベルI:自宅でも仕事でも1日座っていることがほとんど
レベルⅡ:座り仕事が中心だが、散歩や階段の上り下り、軽いスポーツなどいずれかを含む
レベルⅢ:立ち仕事や重い物を運ぶ仕事、またはジムでのトレーニングなど運動習慣を持っている
ウェルネスダイニングの栄養バランスは総合的にどうか
結論、ローカロリーでたんぱく質と塩分が調整された食事になっています。
制限食を自分で考えて、毎日作るのは大変ですよね。
ウェルネスダイニングは専属の管理栄養士さんが考案したメニューです。
最短10分で作れるお手軽な健康ご飯を求めている人はぜひ試してみてくださいね。
ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整料理キット」のメニューについてはこちらの記事をどうぞ↓
たんぱく&塩分調整料理キットにダイエット効果はあるのか?
ダイエット効果については、栄養バランスからみて、あまり言えません。
理由は、タンパク質が少ないからです。
ダイエットではたんぱく質は重要で、足りないと筋肉が落ちて痩せにくい体質になります。
そのため、ダイエット食として使うならウェルネスダイニングの「カロリー&糖質制限料理キット」の方がおすすめです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
ウェルネスダイニングの栄養成分表示はどこ?
ウェルネスダイニングは各メニューの裏側に栄養が書いてあります。
以下の項目がわかりますよ。
- カロリー
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物(糖質・食物繊維)
- 食塩相当量
- カリウム
ウェルネスダイニングで制限食も簡単に
ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整料理キット」では、主に腎臓病の方の食事制限に対応したものになっていました。
自分で作るのは大変だけど、ウェルネスダイニングの料理キットならカット済みの食材が届くので最短10分で完成します。
気になった方はぜひ試してみてくださいね。
たんぱく&塩分調整料理キットのメニューはこちら↓
その他の料理キットの栄養についてはこちらで紹介しています。